2025年01月29日 23:22
我が家の子どもたちは中学生からお小遣い制を導入しています。
金額設定は実に単純で『年齢×100円』という計算式を採用しています。
子どもたちからは、この額は彼らの友達と比べると「圧倒的に少ない」そうですが、必要に応じて個別に追加支給していたりもするので、実質はもう少し多いはず...とは思うのですが、まぁこの金額でやりくりしてもらっています。
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『年齢×100円』という金額設定には、実は明確な教育的意図があります。
それは「お金は貯めることよりも使うことの方が難しい」という考えに基づいています。
確かに、すべての欲望を抑え込んで修行僧のような生活を送ればお金を貯めることは可能でしょう。
しかし、そのような極端な倹約生活を続けていると、いざ使うべき時に適切な判断ができず後悔するような使い方をしてしまいがちです。
『限られた予算の中で優先順位をつけて使う習慣を身につけてほしい』
これが、あえて「少な目」の金額設定にしている最大の理由です(´艸`*)
社会人になってからも給料はある程度限られたものになります。
その中で何を優先し、何を後回しにするのか。
そんな判断力を、小さい頃から養ってほしいという願いを込めています。
お小遣い制を始めた当初は、予想通りの展開でした。
お菓子やジュースなど、目の前の欲望に従った即時的な消費が中心でした。
そんな生活にも徐々に慣れてくると子どもたちそれぞれの個性が見えてくるようになります(´艸`*)
長男くんは後述するとして、長女ちゃんは好きなキャラクターグッズの収集に全力投球。
推し活と呼ばれる活動に情熱を注いで商品の価格や発売時期のチェックに余念がありません(;´・ω・)
次男くんは鉄道関連商品にオールインヾ(≧▽≦)ノ
休日は電車を乗りに行ったり駅で売られている限定商品やグッズなど、テツ活に余念がありません。
特に印象的なのが長男くんの使い方です。
誕生日や父の日・母の日など、家族へのプレゼント購入に計画的に予算を配分していますΣ(・ω・ノ)ノ!
先日の僕の誕生日には、シャトレーゼのラスクセットをプレゼントしてくれましたヾ(≧▽≦)ノ
限られたお小遣いの中から他者のために予算を確保できる判断力にはいつも感心させられます。
そんなプレゼントを見た影響なのか、さらに次男くんからは、自身の大好物であるわらび餅(別売りの黒蜜付き)と焼きプリンをプレゼントしてくれました(´艸`*)
次男くんは地元のスポーツチームのボランティア活動をしていまして、その活動で支給された昼食券を活用して購入したそうで、限られた資源を有効活用する工夫も見られました(´艸`*)
長女からは...まあ、受験後の解放感からか散財が続いているようで、今回はプレゼントなしでした(´艸`*)
受験勉強の緊張から解放されて推し活を心から楽しむ姿を見られるのが、親としては最高のプレゼントかもしれません・・・ね(^▽^;)
このように、限られたお小遣いの中で、それぞれが自分なりの価値観で支出を決めている様子を見ていると、お金の使い方を通じて子どもたちの個性や成長を感じることができます。
また、プレゼントという形で家族への思いやりを表現できる判断力が育っていることも嬉しく思う誕生日となりましたヾ(≧▽≦)ノ