2025年03月21日 22:42
ここのところ「経済的自由を手に入れた」という理由で退職する同僚が現れていますΣ(・ω・ノ)ノ!
会社という組織に縛られず自由に生きたいという彼らの夢が実現したことは、素直に羨ましく感じます。
//
一人は不動産投資により安定的な収入を確保し、もう一人は有名YouTuberの切り抜き職人として会社の給料と同等の収入を得られるようになったそうです。
毎日決まった時間に出社て組織の歯車として働く生活から解放され、自分のペースで生活できる自由は多くの会社員が憧れるものと思われます。
ちなみに会社員のクセにロクに出社せず好き勝手ばかりしているヤツもいたりします(´艸`*)(←コイツです
彼らの晴れやかな表情を見ていると「あのとき自分も思い切って辞めていれば良かったのかもなぁ」と考えさせられる瞬間もあります(^▽^;)
ただ、その一方で、経済的自由を謳う彼ら彼女らの未来に小さな不安を感じずにはいられないのも正直なところです。
不動産投資で経済的自由を手に入れた子の場合、その収入源はビルやマンションといった収益物件からの賃貸収入です。
収益物件を販売する会社は綿密な返済計画を立ててくれますが、その計画が狂った場合は持ち出しが発生する可能性があります。
会社員を継続しながら不動産投資を行う「兼業大家」であれば、万が一の場合に自分の給与から補填することも可能ですし、安定した収入があるという信用力を担保に銀行と融資の交渉をすることもできます。
しかし、会社を辞めて専業になってしまうとそういったいわゆる別の手が失われてしまいます。
現在は不動産投資ブームとも言える状況で、物件の売却も比較的容易かもしれません。
しかし、新築プレミアム分は手出しになる可能性が高く、急いで売却すれば買い手に足元を見られるリスクもあります。
また、金利上昇や不動産市場の冷え込みなど外部環境の変化に対する脆弱性も否めません。
不動産投資は「不労所得」と呼ばれることもありますが、実際には物件の管理や入居者対応、修繕計画などさまざまな労力が発生します。
これらを全て自分一人で担うことになると想像以上の負担になる可能性もありますし、管理会社に委託して文字通りの不労を実現しても、そのコスト分の収益力を高める努力が必要になってしまいます。
一方、YouTuberの切り抜き職人として独立した子については、また別の角度からの懸念があります。
現在担当しているYouTuberの人気が続く限りは安定した仕事が確保できるでしょうが、インターネット上の人気は移ろいやすいものです。
もっとも、切り抜き職人なら動画編集技術やキャッチーなテロップの起案というスキルを持っているため、別のYouTuberの切り抜きに移行することも可能になると思います。
さらに、培った技術を活かして自ら配信者になったり編集技術を教える講師になったりと収入源を多様化させる道も開けています。
デジタルスキルは汎用性が高く、時代の変化に合わせて進化させていくことも可能です。
その意味では、不動産投資よりも柔軟性があり、リスク分散の選択肢も多いと言えるかもしれません。
両者に共通する懸念点は「自分の資本での収入ではない」という点です。
不動産投資は銀行からの借り入れ(=他人資本)に依存し、切り抜き職人はYouTuberの人気に依存しています。
つまり、外部要因によって収入が大きく左右される可能性を懸念しています。
本当の意味での経済的自由は外部要因に左右されない(左右されにくい)、自分自身の資本や能力から生み出される収入を持つことではないかなぁと思っています。
それは単に会社を辞めることではなく、自分の価値を会社内や市場で直接評価してもらえる状態を作ることではないのかなぁと思うところです。
とはいえ、安定を捨ててでも自分のやりたいことに向かって飛び込む彼ら彼女らの勇気は素直に尊敬です。
未知の世界に踏み出す決断をするには相当の覚悟と自信が必要です。
僕自身はどうかと考えると、比較的自由に仕事をさせてもらってきたような気がします。
さらに、20数年前に同期と描いた究極的な夢がまだ実現できていないことを考えると、今の仕事をもう少し頑張ってみようという気持ちが強いです。
この年齢になると、新しい分野に取り組むことはかなりの負担です。
正直、学習能力はかなり低下していると実感じていますし、体力(とくに視力)の衰えは否定できないほど顕著に問題になっています。
とはいえ、やろうと思ったからには最後までやり抜いてみたいなぁと思って取り組みを続けています。
その結果「ダメでした~(笑)」となるかもしれませんが、やり抜いてダメなのであれば、周りも笑ってダメだったね~(笑)と言ってくれると思うし(甘い?)、自分も自分に対して納得できるような気がするんですよね(^▽^;)