2025年03月14日 00:06
先日、新宿駅東口にあるクロス新宿ビジョンに投影される3Dの猫、通称「新宿駅の猫」を見に行きました。
その際にiPhoneで撮った写真を見返したところととんでもなくキタナイ画像になってました(ノД`)・゜・。
あんなにきれいに見えていたのに何がどうしてこうなった…(;´・ω・)?
と思って調べてみたところ、技術の進化が裏目っていることが判明しました(^▽^;)
//
新宿駅の猫は通常の3D映像とは異なり、錯視(トリックアート)を利用しています。
建物の角に湾曲LEDディスプレイを用いて視点を限定することで、立体映像効果を演出しています。
iPhoneで撮影した新宿駅の猫は、画面に波打った感じやモアレ(縞模様)が出ていました。
LEDディスプレイは、人間の目には常時点灯しているように見えますが、実は高速で点滅を繰り返しています。
iPhoneのカメラが自動的に設定する速いシャッター速度で撮影すると「何も点灯していない」瞬間を捉えてしまうことで、このような映像となるようです。
原因がLEDの点滅周期とシャッター速度にありますのでシャッター速度を遅くすることで解消できますが、iPhoneの標準カメラアプリはシャッター速度を手動調整できません(高級なiPhoneだと変更できるかもしれないけど…)。
そのため、シャッター速度を変更できるサードパーティのカメラアプリで、シャッター速度を1/60秒~1/250秒程度まで落として撮影すると、ほとんどの場合でキレイに撮れます。
Androidのカメラアプリですが、同じタイミングでシャッター速度を下げて撮ったのがコチラになります。
全体的な質感はともかくスナップとして残すには十分じゃないかな?
サードパーティーのカメラアプリは広告も出るし、セキュリティ的にもちょっと…という場合は、カメラアプリの設定で「被写体を明るくして撮影」すると、綺麗に撮りやすくなります。
iPhoneだと標準カメラアプリの撮影画面を上になぞって露出を明るく調整すると、猫をキレイに撮影できるようになります(=゚ω゚)ノ
この問題(モアレが出やすいこと)は、設置の検討段階からクロス新宿ビジョンの運営側も認識していたようです。
当初は「どうしても調整が難しい」とされていましたものを、後に技術チームがLEDディスプレイのリフレッシュレートを変更して点滅速度を上げることで、フリッカー(ちらつき)の発生を抑える調整が行われていたようです。
設置する段階から「SNS拡散を前提」で設計・開発を進め、それを実現した開発陣の努力と執念を見習いたいものです(´艸`*)
新宿駅の猫をiPhoneできれいに撮るには、次のどちらかの方法で撮影すると綺麗に撮影できます(=゚ω゚)ノ
①専用カメラアプリでシャッタースピードを1/60〜1/250秒に設定して撮影する
②露出を上げて(明るくして)撮影する
せっかく新宿に行くなら、きれいに撮影してブログやSNSにアップしたいですね(´艸`*)