現在の家は住宅ローンを組んでいまして、この４月に金利見直しの時期が到来します。
銀行から「新しい金利はオンラインバンキングのココで確認できます！」という通知が届きましたので確認してみました。

現在の借入金利は1.2％(10年固定)です。
昨年来の日銀の政策金利(誘導目標)変更によって多少は金利は高まっていると覚悟していますが、どれくらい変わったのでしょうか。

• 現在の家の住宅ローン変遷
• 気になる見直し後の金利は！？
• ２倍以上になる住宅ローンの金利をどうするか…
• 余談。

現在の家の住宅ローン変遷

現在の家は、約15年前に35年の住宅ローンを組み、以来ずっと同じ銀行を使っています。
ってもう15年も住んでいるのかΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！

借入当初の利率は1.8％(10年固定)でした。
家を買う時は７％だ８％だ金利がかかると言われて育った僕からすると、鬼のように安い金利だな…と思ったのが懐かしいです。

それから２年後(13年前)に返済額軽減型で繰り上げ返済を１回行いました。
住宅ローン減税期間中の繰り上げ返済は賛否ありますが「低賃金＝減税枠を活かしきれない＝その分の金利はもったいない」という普通過ぎる理由です(;・∀・)

そしてその３年後(10年前)、金利見直しで10年固定1.2％で組み直しました。
10年前はちょうど実質金利がゼロ近辺まで落ちてきたタイミングでした。
さすがに再び実質マイナスには転落しない(歴史上なることはあるが、なっても短期間)だろ？と期待しての組み直しでしたが、結果はご承知の通りさらに深堀りしていきました(;・∀・)

結果論としては早まった感は否めませんが、要求利回り2.25％で運用するか1.5%で運用するかは大きな差ですから、このタイミングで借入利率を圧縮しておいたことで、その後の運用と別の借り入れでは有効に働いたと個人的には満足しているところです。

気になる見直し後の金利は！？

銀行さんからいただいた連絡は主に次の３点です。
①2025年4月で今の適用金利が終了する
②終了後は、変動金利か固定金利かを選択可能(選択しないと変動に移行)
③いずれの場合も店頭金利から▲1.2％される

日銀の政策金利(誘導目標)変更があっても、未だ日本の実質金利はマイナス域から離脱していないと言われています。
先月(2025年1月)、氷見野日銀副総裁が一橋大学政策フォーラムで講演された際の資料をベースに読むと、実質金利はおおよそ10年前と変化がありません(むしろ低いくらい？)

出典：一橋大学政策フォーラム「金利のある世界」における講演｜日本銀行

これならあまり金利上がらずに組み直せるんじゃない？とわくわくしながらオンラインバンクを開きました。

え・・・(;´･ω･)？
いや、ちょっと落ち着こう。
何かのみ間違いだよ、と教わった手順を丁寧になぞって開き直すと…

チョットナニイッテルノカゼンゼンワカンナイ(ノД`)・゜・。
だって３年固定でも今の倍！
残期間20年をロックしようものなら３倍以上ってそんなことある！？

そうか！この数字って▲1.2％する前の数字だな！
それだったら理解できるよ（ウンウン
と思って支店の担当さんに電話したら「それ▲1.2％した後の数字です」と無情な回答でした(;´･ω･)ウソダロ…

２倍以上になる住宅ローンの金利をどうするか…

さて…。困りました。
ここまでの金利になると、別の金融機関でお世話になっている事業系ローンよりも高い利率になります。

しかも、先の支店の担当によると「４月に金利の見直しを予定しているので、もやし家の適用金利はその見直し後の金利になります」とのことで、てことはもっと金利が上がるってことですよね( ˘•ω•˘ )
なんだか急に寒気がしてきました(; ･`д･´)

余談。

先の氷見野副総裁の講演資料を見返すと、確かに「実質金利は10年前よりも下がっている」ものの「名目金利は逆に上昇」しています。

これは「名目金利と実質金利のギャップが拡大している」とも読み変えられます。
１月にこの資料に目を通したときは全体的に「へぇ～そうなのか～」程度にしか思いませんでしたが、改めて「金利のある世界」ではここ10年20年の考え方から転換しないといけないのかもしれないなぁと感じました。